欲望と金と自己肯定が下半身を狂わせる
佐藤優氏は知っていたが、北原みのり氏はWikiを見るまで分からなかった。わいせつ物公然陳列罪で逮捕された人かと、いつかネットで見た事があったなという認識。ここで同情するのがオナホールは良くて、女性器を3Dデータから型どった石膏はなぜダメなのかという事である。そしたら群馬の珍宝館なんともっとアウトだろうと思ってしまう。政治的主張が強い個人だから、目を付けられたのだろうとは思うが。
第1章で日本の性癖を語り、第2章では戦争と性を語り、第3章では性の売買について語る。私の変態気質は国家システムによるものであるらしい。アダルトビデオ、クローズドな性教育などが私を形成させていたという事実に驚き。
欲望と金と自己肯定が下半身を狂わせる。理性を都合良く自身を良い方向へ解釈させる。声高に訴えたってもみ消される。日本国と性の問題はタブーばかりだろう。オリンピック開催で少しは変化するのかな。
50人に1人がそういう業界を経験している異常な国。誰かが泣いていても、誰かの下半身は喜んでいる。
売る女。買う男。黙認する国。一体誰が悪者か。いや誰が善人か。