全3巻
ストーリー
1944年(昭和19年)2月。広島。「浦野すず」が呉に嫁ぎ、海軍勤務の文官「北条周作」の妻になる。嫁ぎ先で貧しいながらも毎日の暮らしを積み重ねていく。そんな矢先第二次世界大戦勃発。その先に待ち受けている運命とは...
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誰もがこの世界の片隅に住んでいる
2010年に「THE BEST MANGA 2010」第1位になり、2016年にアニメ映画化。舞台は戦時中。起こってはいけない、起こしてはならない、戦争の悲惨さ、戦時中の暮らしをほんわかした絵のテイストで描いている。はだしのゲンのようなストレートな描写がないので女性や子供でも読みやすい。
戦争を体験していない世代に幸せとは?普通とは?戦時中とは?を問うような形になっている。生き辛さを感じ意味を探しつつ、何とか生きながらえようと現代、ただ目の前の悲惨な現実を見ながらも必死に生き延びようと抵抗する昔。
生命に対する想いが時代、環境、個人で変わる。十分に描写されていないアメリカ側の視点も考えつつ見ると、色々思うこともある。誰もがこの世界の片隅に住んでいる。生を活きる。戦時中の生活を見る事で新たな発見がある。一読をおすすめしたい。
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