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「REFLECTION」以来の3年4か月振りのアルバム。
セルフプロデュース2枚目。バンドサウンド全開のアルバム。「hiwamari」路線で来て欲しかった自分としては凄い良いとしか言えない。前作「REFLECTION」と比べては個々の楽曲のインパクトは強くはないが、アルバムとして聞いた時にまとまった印象を受け、1枚の作品としての流れを重視したアルバムになっていると感じた。コンセプトと合わない為か、ヒカリノアトリエが未収録となっている。
上記のインタビューでも語っている通り、リスナーの想像力をあまり期待していないので、歌詞についても淡泊になったと語っていて、歌詞よりも今のMr.Childrenの「音」を前面に押し出した表現を重視する事を選んでいる。追い続けて来たファンがポップ色が好きかロック色が好きかで評価は大きく変わる。過去作を聴くとアレンジャーとしての小林武史氏の頭脳は凄いと再確認。ファンとして聴く今作は称賛の声が大きいが、ファン以外が聞く今作はどんな評価になるのだろう。
「himawari」はクレジットに変更はないが、アルバムバージョンになっており「たぶん今のリスナーは、中島みゆきさん的な歌に対して免疫力が低いんじゃないかと思うんです。 ~~~ 自分も丁寧に歌いたいなあと素直に思った。僕も今の時代的な歌になりたいと思った。そのほうが違和感なく歌が飛び込んでいくと思ったので」と皮肉を交えながら語っている。表記をなぜ変更しなかったのかは桜井氏のみぞ知る所。個人的にはシングルバージョンが好きでございます。
ライブに行きたいがチケットが取れない。ライブでより凄みを増すであろう今アルバムの楽曲の数々。参戦される方は楽しんで下さい。SPOT C CMカッコ良過ぎ。
視聴環境
CurioSound アップサンプリング 96kHz/24bit
DAP FiiO X1
イヤホン E2000