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性と国家 佐藤優&北原みのり著 欲望と金と自己肯定のお話

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欲望と金と自己肯定が下半身を狂わせる

佐藤優氏は知っていたが、北原みのり氏はWikiを見るまで分からなかった。わいせつ物公然陳列罪で逮捕された人かと、いつかネットで見た事があったなという認識。ここで同情するのがオナホールは良くて、女性器を3Dデータから型どった石膏はなぜダメなのかという事である。そしたら群馬の珍宝館なんともっとアウトだろうと思ってしまう。政治的主張が強い個人だから、目を付けられたのだろうとは思うが。

 

第1章で日本の性癖を語り、第2章では戦争と性を語り、第3章では性の売買について語る。私の変態気質は国家システムによるものであるらしい。アダルトビデオ、クローズドな性教育などが私を形成させていたという事実に驚き。

 

欲望と金と自己肯定が下半身を狂わせる。理性を都合良く自身を良い方向へ解釈させる。声高に訴えたってもみ消される。日本国と性の問題はタブーばかりだろう。オリンピック開催で少しは変化するのかな。

 

50人に1人がそういう業界を経験している異常な国。誰かが泣いていても、誰かの下半身は喜んでいる。

 

売る女。買う男。黙認する国。一体誰が悪者か。いや誰が善人か。

性と国家

性と国家

  • 作者: 北原みのり,佐藤優
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2016/11/26
  • メディア: 単行本